“そのゝち”の漢字の書き方と例文
語句割合
其後100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ其後そのゝち讀書どくしようちにも、睡眠ねむりいてからも、イワン、デミトリチのことあたまかららず、翌朝よくてうさましても、昨日きのふ智慧ちゑある人間にんげんつたことをわすれること出來できなかつた
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
いま一つ招魂社せうこんしやうしろ木立こだちのなかにも、なまめかしい此物語このものがたりあとつけられてあるが、其後そのゝち関係くわんけいは一さいわからぬ。いまこひなかはつゞいてゐるかいなか、それ判然はんぜんせぬ。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
かすかに/\、おこたへのあつたやうにもおもはれたが、それもこゝろまよひしんじて、其後そのゝち朝日島あさひじま漂着へうちやくして、あるとき櫻木大佐さくらぎたいさ此事このことかたつたとき大佐たいさ貴女あなた運命うんめいぼくして