“せうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セウカ
語句割合
樵哥28.6%
樵歌14.3%
匠家14.3%
唱歌14.3%
小舸14.3%
椒花14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そりをひくにはかならずうたうたふ、是を輴哥そりうたとてすなはち樵哥せうかなり。唱哥しやうがふし古雅こがなるものなり。
又嵯峨樵歌せうかの首に載せてある五古に韓凹巷かんあふこうが、「発憤年十八、何必守弓箕、負笈不辞遠、就師欲孜々」と云ふに見て知られる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
樵歌せうかには「祝」が「※」又「※」に作つてある。字書にぜいせつの字はあるが、ほうの名は祝融しゆくゆうであらう。霞亭は朱子に次韻した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
太古たいこ日本家屋にほんかおくは、匠家せうかのいはゆる天地根元宮造てんちこんげんみやづくりしやうするもので無造作むざうさごろの合掌がつしやうしばつたのを地上ちじやうてならべ棟木むなぎもつてそのいたゞきわたし、くさもつ測面そくめんおほうたものであつた。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
暫時ざんじ室内しつないはシンとなると、此時このとき何處いづくともれず「きみ」の唱歌せうかしづかなる海濱かいひんかぜにつれてかすかにきこえる。
が、埃臭ほこりくさとばりを垂れた、小舸せうかのやうな寝台の中には、さすがにまだ生暖い仄かな闇が残つてゐた。
南京の基督 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
椒花せうか落つる時、瘴煙しやうえん起る
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)