樵歌せうか)” の例文
又嵯峨樵歌せうかの首に載せてある五古に韓凹巷かんあふこうが、「発憤年十八、何必守弓箕、負笈不辞遠、就師欲孜々」と云ふに見て知られる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
樵歌せうかには「祝」が「※」又「※」に作つてある。字書にぜいせつの字はあるが、ほうの名は祝融しゆくゆうであらう。霞亭は朱子に次韻した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
北条霞亭の竹里ちくりの家に宿つた韓凹巷かんあふこう等五人の客は、翌日辛未三月二十九日に、主人と共に嵐山に遊んだ。樵歌せうかに「春尽与諸君遊嵐峡」の詩がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)