“竹里”の読み方と例文
読み方割合
ちくり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霞亭は初期は竹里ちくりに、中期は任有亭にんいうていに、後期は梅陽軒ばいやうけんに居つた。僧月江撰の嵯峨樵歌の跋は此の三期を列記してすこぶる明晰である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
頼子善、名はせん竹里ちくりと号した。蘭軒を板橋迄見送つた。富士川さんは「子善は蘭軒の家に寓してゐたのではなからうか」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
次年八年辛未二月二十一日には嵯峨の竹里ちくりの家が出来た。霞亭の林崎生活は此間にあつた筈である。即ち晩春より次年仲春に至る一年の間である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)