“すうひやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
數百100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くさがくれのともに、月見草つきみさういた、苫掛船とまかけぶねが、ついとゞくばかりのところ白砂しらすなあがつてて、やがて蟋蟀こほろぎねやおもはるゝのが、數百すうひやく一群ひとむれ赤蜻蛉あかとんぼの、うすものはねをすいとのばし、すつとふにつれて、サ
十和田の夏霧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
弦月丸げんげつまる萬山ばんざんくづるゝがごとひゞきとも左舷さげん傾斜かたむいた。途端とたんおこ大叫喚だいけうくわん二百にひやく船員せんゐんくるへる甲板かんぱんへ、數百すうひやく乘客じやうきやく一時いちじ黒雲くろくもごと飛出とびだしたのである。
此處こゝです。』と一言いちごんのこして、鐵門てつもんくゞつた、わたくしもつゞいてそのなかると、たちまる、此處こゝは、四方しほう數百すうひやくけん大洞窟おほほらあなで、前後左右ぜんごさゆうけづつたやう巖石がんぜきかこまれ、上部じやうぶには天窓てんまどのやうな