“しやうらう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
檣樓50.0%
生老50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくし何氣なにげなく倚子ゐすよりはなれて、檣樓しやうらうに、露砲塔ろほうたふに、戰鬪樓せんとうらうに、士官しくわん水兵すいへい活動はたらき目醒めざましき甲板かんぱんながめたが、たちま電氣でんきたれしごと躍上をどりあがつたよ。
舷門げんもんより、檣樓しやうらうより、戰鬪樓せんとうらうより、双手げ、はたり、歡呼くわんこをあげて、いさみ、よろこび、をとりつ、濱島武文はまじまたけぶみ春枝夫人はるえふじんあまりのうれしさにこゑもなく、虎髯大尉こぜんたいゐ武村兵曹たけむらへいそう一人ひとり右鬢うびん
難有ありがたく、せめて報恩ほうおん萬分まんぶんいちには、この軍艦ぐんかん水兵等すいへいらおなやうはたらきたいと、しきりにこゝろ焦立いらだてたが、海軍かいぐん軍律ぐんりつげんとしてうごかすからず、本艦ほんかん在役ざいえき軍人ぐんじんならねば檣樓しやうらうのぼことかなはず
あの古代のパンの神に似たアナトオル・フランスのユウトピア(「白い石の上で」)さへ仏陀ぶつだの夢みた寂光土じやくくわうどではない。生老しやうらう病死は哀別離苦と共に必ず僕等を苦しめるであらう。