“さくざつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
錯雑94.1%
錯雜5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現実の発展はもっともっと複雑で、多元的な諸要因の錯雑さくざつした相互関係に立っていることを忘れてはならない。
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
本堂内の光景 どこから形容してよいかどこからいい出してよいか分らん程錯雑さくざつして居るがなかなか立派です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
かれまた野茨のいばらかぶうつつて、其處そこしげつた茅萱ちがやいてほのほが一でうはしらてると、喜悦よろこび驚愕おどろきとの錯雜さくざつしたこゑはなつて痛快つうくわいさけびながら
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
一足ひとあしもりはひればはげしくたゝ太鼓たいこおとが、そのいそいでとほくへひゞるのを周圍しうゐからさへぎめようとして錯雜さくざつしてしげつてみき小枝こえだ打當ぶツつかつて紛糾こぐらかつてるやうに
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
けてた。きろ/\きろ/\と風船玉ふうせんだまこすあはせるやうかへるこゑ錯雜さくざつしてきこえてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)