“ぎしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疑心33.3%
義心22.2%
儀真11.1%
技神11.1%
義信11.1%
義真11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞにはかずねづみれにもみゝそばだてつ疑心ぎしん暗鬼あんきしやうずるおく其人そのひと現在げんざいすを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
見付次第討取うちとつて佛へ手向たむけずば人と云はぬぞと申渡すに太七は此時十八歳になれども餘り義心ぎしんすくなうまれなれば一向其心なし然れども母のめいそむき難く委細ゐさい承知せしといひて夫より種々さま/″\に心を付て諸方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
揚州の守将王礼おうれいと弟そうと、監察御史かんさつぎょし王彬おうひんを縛して門を開いてくだる。高郵こうゆう通泰つうたい儀真ぎしんの諸城、また皆降り、北軍の艦船江上に往来し、旗鼓きこ天をおおうに至る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そこが百面相役者たるゆえんなのであろうが、その変装は実に手にったもので、舞台の警官などよりは、見物の方がすっかりだまされてしまうのだ。あんなのを、技神ぎしんるとでもいうのだろうね。
百面相役者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ことわざにいはく千里のみちはしる馬つねにあるといへども是を伯樂はくらくもなく其智者そのちしやにあへはなしとかや人間にんげんも又同じ忠信ちうしん義信ぎしんの人おほくあつても其君そのきみのこゝろくらくして是を用ゆる事なくんばむなしく泥中でいちうたま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
初代義真ぎしんより今日まで五十五代、座主が流罪になるなどという不法は行われなかった。いかにこの様な乱世末世の時代とはいえ、栄えある当山をないがしろにするやり方だ。即刻座主を