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疑心
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ぎしん
ふりがな文庫
“
疑心
(
ぎしん
)” の例文
その引戸が閉まると同時に、女房は何故か
一抹
(
いちまつ
)
の
疑心
(
ぎしん
)
を感じて、念のため女湯の方を見廻りたいと思った。が、その時、男湯の方から主人の声が聴こえて来た。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
も
只
(
たゞ
)
には
聞
(
き
)
かず
鼠
(
ねづみ
)
の
荒
(
あ
)
れにも
耳
(
みゝ
)
そばだてつ
疑心
(
ぎしん
)
は
暗鬼
(
あんき
)
を
生
(
しやう
)
ずる
奧
(
おく
)
の
間
(
ま
)
に
其人
(
そのひと
)
現在
(
げんざい
)
坐
(
ざ
)
すを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
取出し相摸殿
率
(
いざ
)
拜見
(
はいけん
)
と差付れば御城代
初
(
はじ
)
め町奉行に至る迄
各々
(
おの/\
)
再拜
(
さいはい
)
し一人々々に
拜見
(
はいけん
)
相濟
(
あひす
)
む
是
(
これ
)
紛
(
まぎれ
)
もなき
正眞
(
しやうじん
)
の御
直筆
(
ぢきひつ
)
と御短刀なれば一同に
驚
(
おどろ
)
き入る是に於て
疑心
(
ぎしん
)
晴
(
はれ
)
相摸守殿には伊賀亮に
向
(
むか
)
ひ
斯
(
かく
)
確
(
たしか
)
なる
御證據
(
おんしようこ
)
の御座ある上は將軍の
御落胤
(
ごらくいん
)
に相違なく
渡
(
わた
)
らせ給へり此段
早速
(
さつそく
)
江戸表へ申
達
(
たつ
)
し
御老中
(
ごらうちう
)
の
返事
(
へんじ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“疑心”の意味
《名詞》
疑 心(ぎしん)
疑う心。疑い。
; 例
【仏教用語】根本煩悩のひとつ。仏教の真理に対して、疑いの心をもつこと。疑。
(出典:Wiktionary)
疑
常用漢字
小6
部首:⽦
14画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“疑心”で始まる語句
疑心暗鬼