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難澁
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なんじふ
忘れ彼是
難澁を
申懸いたし且又道中にて野尻宿與惣次
召仕の下女專と申者と
密通致し叔母女房留守中
貞節を相守候者を彼是惡名を
それも
一つだが、
其の
當時は、
今も
大錢お
扱ひの
方はよく
御存じ、
諸國小貨のが
以てのほか
拂底で、
買ものに
難澁一方ならず。
見いだし且つは其所の役人
自然私欲の
筋等之れあり下々の者
難澁致す向もあらば夫々御
糺明仰付らるゝ御
趣意なり依て上樣御
目代との仰を
言ひつくすべくもあらず、
秋草の
種々數ふべくもあらじかし。
北八が
此作の
如きは、
園内に
散ばつたる
石碑短册の
句と
一般、
難澁千萬に
存ずるなり。
乞と
暫縁の
下に
休ひぬ
餠屋の店には
亭主と思しき男の居たりしかば寶澤其男に
向申けるは私しは
腹痛致し甚だ
難澁致せば
藥を