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さう
昨夜新嘉坡發、一
片の
長文電報は、
日本の
海軍省に
到達した
筈であるが、二
隻は
去る
金曜日をもつて、
印度大陸の
尖端コモリンの
岬を
廻り
錫崙島の
沖を
※ぎ、
殘月淡きベンガル
灣頭、
行會ふ
英、
佛
端艇競漕は
本職の
事だから
流行るのも
無理は
無いが、
大事の
端艇は
甞て
起つた
大颶風の
爲めに
大半紛失してしまつたので、
今殘つて
居るのは「ギク」一
隻、「カツター」二
隻で、
櫂も
餘程不揃なので