“一隻眼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちせきがん50.0%
いっせきがん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし他日一隻眼いちせきがんを開らく時が來たら、十年前の單純な日本主義にも奮起したほどなのだから、この義雄の國家人生論的神道の新哲理に奮ひ起つたらうと云ふこと。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
成程なるほど吾々凡人より高く一隻眼いっせきがんを具して居ないとあんな御手際おてぎわ覚束おぼつかない。ただ此点だけでも敬服の至りである。
高浜虚子著『鶏頭』序 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)