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隱
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こも
ふりがな文庫
“
隱
(
こも
)” の例文
新字:
隠
「
吾
(
あ
)
が
隱
(
こも
)
りますに因りて、天の原おのづから
闇
(
くら
)
く、葦原の中つ國も皆闇けむと思ふを、
何
(
なに
)
とかも天の
宇受賣
(
うずめ
)
は
樂
(
あそび
)
し、また八百萬の神
諸
(
もろもろ
)
咲
(
わら
)
ふ」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
梅雨の靄おほに蒸し立つ日ざかりはくるしかりけり野に
隱
(
こも
)
りつつ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
にほとりの足の淺舟さやらひにぬなはの花の
隱
(
こも
)
りてをうく
長塚節歌集:2 中
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
苅野
(
かりの
)
に
凭
(
いこ
)
ひ、
隱
(
こも
)
り
沼
(
ぬ
)
の
水澁
(
みしぶ
)
に
浸
(
ひた
)
り
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
中
(
あ
)
たりて
床
(
とこ
)
に
隱
(
こも
)
れども
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
▼ もっと見る
かれここに天照らす大御神
見
(
み
)
畏
(
かしこ
)
みて、天の
石屋戸
(
いはやど
)
七
を開きてさし
隱
(
こも
)
りましき。ここに
高天
(
たかま
)
の原皆暗く、
葦原
(
あしはら
)
の中つ國悉に闇し。これに因りて、
常夜
(
とこよ
)
往く
八
。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
深大寺松風ひさしこの
隱
(
こも
)
る
黒南風
(
くろはえ
)
はくらしけだし夜に入らむ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
草に棄てし西瓜の種が
隱
(
こも
)
りなく松虫きこゆ海の鳴る夜に
長塚節歌集:3 下
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
(
隱
(
こも
)
り
戀
(
ごひ
)
、
人
(
ひと
)
こそ
知
(
し
)
らね、)
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
また五處の
屯倉
(
みやけ
)
一九
を副へて獻らむ(いはゆる五處の屯倉は、今の葛城の五村の苑人なり。)然れどもその
正身
(
ただみ
)
まゐ向かざる故は、
古
(
むかし
)
より今に至るまで、臣連
二〇
の、王の宮に
隱
(
こも
)
ることは聞けど
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
雨呼ばひ、
哭
(
な
)
き
喚
(
おら
)
び、泣き
隱
(
こも
)
れば
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
隱
(
こも
)
り
沼
(
ぬ
)
や、
山田
(
やまだ
)
の
乳媼
(
ちおも
)
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
隱
(
こも
)
らひぬ、
鑛
(
あらがね
)
と
巖
(
いはほ
)
との
隙
(
ひま
)
埋
(
うづ
)
もれ。
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
夏かげくらき
隱
(
こも
)
り
沼
(
ぬ
)
に
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
鬱
(
おほ
)
にただ、
鬱
(
おほ
)
に泣き
隱
(
こも
)
りぬ。
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
隱
部首:⾩
17画
“隱”を含む語句
雪隱
隱匿
隱居
神隱
水隱
木隱
隱密
隱見
若隱居
隱所
取隱
隱袋
樂隱居
隱家
隱岐
隱元
目隱
御隱殿
御隱居
女隱居
...