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除
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よけ
ふりがな文庫
“
除
(
よけ
)” の例文
一八二一年シャムに往った英国使節クローフォードは、シャム王の白象
厩
(
べや
)
に二猴をも飼えるを見問うて象の病難
除
(
よけ
)
のためと知った由。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「お前さんがこの頃また毎晩色ものの寄席へ
行
(
ゆ
)
くのはやっぱりそこらの地震
除
(
よけ
)
から割出したもんだね。」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と其の頃は怨み祟りと云う事があるの
或
(
あるい
)
は生れ変ると云う事も有るなどと、人が迷いを生じまして、
種々
(
いろ/\
)
に心配を致したり、
除
(
よけ
)
を致すような事が有りました時分の事で
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
或はまた山に
九曲
(
まがりくねり
)
あるには、
件
(
くだん
)
のごとくに
縛
(
くゝ
)
したる
薪
(
たきゞ
)
の
輴
(
そり
)
に
乗
(
の
)
り、
片足
(
かたあし
)
をあそばせて是にて
楫
(
かぢ
)
をとり、船を
走
(
はしら
)
すがごとくして
難所
(
なんじよ
)
を
除
(
よけ
)
て数百丈の
麓
(
ふもと
)
にくだる、一ツも
過
(
あやまつ
)
ことなし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
... 三方へ釣るしておきます。蛇
除
(
よけ
)
には小屋の
周囲
(
まわり
)
へ
煙草
(
たばこ
)
の粉を
撒
(
ま
)
いておきます」老紳士「なるほどね、そういう風に色々
委
(
くわ
)
しく伺ってみれば誰にでも出来そうです。早速一つ養鶏を ...
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
或はまた山に
九曲
(
まがりくねり
)
あるには、
件
(
くだん
)
のごとくに
縛
(
くゝ
)
したる
薪
(
たきゞ
)
の
輴
(
そり
)
に
乗
(
の
)
り、
片足
(
かたあし
)
をあそばせて是にて
楫
(
かぢ
)
をとり、船を
走
(
はしら
)
すがごとくして
難所
(
なんじよ
)
を
除
(
よけ
)
て数百丈の
麓
(
ふもと
)
にくだる、一ツも
過
(
あやまつ
)
ことなし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
どうしても遁れられないが、死霊
除
(
よけ
)
のために
海音如来
(
かいおんにょらい
)
という大切の守りを貸してやる、其の内に折角
施餓鬼
(
せがき
)
をしてやろうが、其のお
守
(
まもり
)
は
金無垢
(
きんむく
)
じゃに
依
(
よ
)
って人に見せると盗まれるよ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ところで御註文を格別の
扱
(
あつかい
)
だ。今日だけは
他
(
ほか
)
の剃刀を研がねえからね、仕事と
謂
(
い
)
や、内じゃあ商売人のものばかりというもんだに因って、一番不浄
除
(
よけ
)
の
別火
(
べつび
)
にして、お若さんのを研ごうと思って。
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
熊に
簑
(
みの
)
の毛を
触
(
ふる
)
れば熊はみのゝ毛を
嫌
(
きら
)
ふものゆゑ
除
(
よけ
)
て前にすゝむ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
除
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
“除”を含む語句
取除
掃除
祓除
拭掃除
除夜
除外
庭掃除
蠅除
日除
魔除
厄除
削除
芟除
雷除
風除
除去
刪除
雨除
除目
大掃除
...