“風除”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぜよ50.0%
かざよ25.0%
かぜよけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高倉は荷をおろしてみのを取りだした。商人は気づいて高倉の腰をおさえた。吹きとばされて四ンいになるのを喰いとめた。それが済むと、こんどは高倉が、鋸屋の風除かぜよけになった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
カオルは庭にむいた扉をあけて、手のこんだガラスの風除かざよけのついた、ヴェランダのようなところを見せた。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そして春なら柔かい草のしとねに母を置き、夏ならば木蔭の涼しい所に、冬は風除かぜよけを竹で編んで陽の暖かな所に母をおいて、終日ひねもす、自分は働いている。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)