“雨除”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまよ33.3%
あまよけ33.3%
レインコート33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
師直は言い終ると、ただちに、船屋形の外からどういっぱいに、兵の手でむしろを敷かせた。上には、帆柱から支えばしらを渡し、とまとばり雨除あまよけの屋根をいた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
船は籧篨あじろを編んで日除ひよけ雨除あまよけというようなものをどうにしつらってある。何やら火爐こんろだの槃碟さらだのの家具も少し見えている。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この暑いのにまさか外套は着られまいと思って、最初は不思議にながめていたが、だんだん近くなるに従がって、それが薄い雨除レインコートである事に気がついた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)