雨除あまよ)” の例文
師直は言い終ると、ただちに、船屋形の外からどういっぱいに、兵の手でむしろを敷かせた。上には、帆柱から支えばしらを渡し、とまとばり雨除あまよけの屋根をいた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)