“あまよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雨夜89.5%
甘世5.3%
雨除5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晴れ曇る、雨夜あまよの、深いやみの底にまたたく星影——そんなふうに、彼女の眼はなんにも、口でいわないうちに何か語りかけている。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
または甘世あまよとさえ説明せられた、初期の島人の信仰生活は、多くの神歌の中にわずらわしきまでに語り伝えられているのに、たった一つの天降神話を信ぜんとしたばかりに、今はそれがことごとく
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
師直は言い終ると、ただちに、船屋形の外からどういっぱいに、兵の手でむしろを敷かせた。上には、帆柱から支えばしらを渡し、とまとばり雨除あまよけの屋根をいた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)