“厄除”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やくよけ60.0%
やくよ30.0%
ヤクヨ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さて、ここが森下というのだね。平間寺へいけんじへ御参詣、厄除やくよけの御守を頂きにはぜひ上陸しかるべし。それから又この船で川崎の渡場まで参りましょう」
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
寿平次はお民と二人ふたりぎりの兄妹きょうだいで、その年の正月にようやく二十五歳厄除やくよけのお日待ひまちを祝ったほどの年ごろである。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一体人間の形代たる撫物ナデモノは、すぐさま川なり、辻なりに棄つべき筈なるに、保存して置いて魔除マヨけ・厄除ヤクヨけに用ゐるといふのは、一円合点の行かぬ話であるが
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)