銀色ぎんしよく)” の例文
ひがし西にしみなみ三方さんぽうこのしま全面ぜんめんで、見渡みわたかぎ青々あを/\としたもりつゞき、處々ところ/″\やまもある、たにえる、またはるか/\の先方むかう銀色ぎんしよく一帶いつたい隱見いんけんしてるのは、其邊そのへん一流いちりうかはのあることわかる。
かつらならではとゆるまでにゆひなしたる圓髷まるまげに、珊瑚さんご六分玉ろくぶだまのうしろざしをてんじた、冷艷れいえんたぐふべきなきと、こゝの名物めいぶつだとく、ちひさなとこぶしを、あをく、銀色ぎんしよくかひのまゝかさねた鹽蒸しほむしさかな
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
銀色ぎんしよくふすますそにのぼりつつたかめたる。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
銀色ぎんしよくの玲瓏のテチス答へて彼に曰ふ
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)