鉱山こうざん)” の例文
旧字:鑛山
けれどかの女はただ、六時にまた来ればアルキシーに会える、いまはちょうど鉱山こうざんへ行っているところだからと言っただけであった。
それは白とねずみいろのしまのある大理石だいりせき上流じょうりゅうに家のないそのきれいなながれがざあざあったりごぼごぼいたりした。嘉吉かきちはすぐ川下かわしもに見える鉱山こうざんの方を見た。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
小作人こさくにんには、やかましく年貢ねんぐてるし、それでもりないので、鉱山こうざんや、相場そうばでもうけようとして、かえって、すっかり財産ざいさんくしてしまい、いえも、土地とち
武ちゃんと昔話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
この北の地方には、スウェーデンの国にとっていちばんだいじな森林しんりん鉱山こうざんがたくさんありました。
「え、やま? 鉱山こうざんのことですの」
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わたしが鉱山こうざんにはいっていたあいだ、かれは十八フランもうけた。かれはこのたいそうな金をわたしにわたすとき、ひどく得意とくいであった。
ぼんの十六日なので鉱山こうざんも休んで給料きゅうりょうはたけ仕事しごと一段落いちだんらくついて今日こそ一日そこらの木やとうもろこしをく風も家のなかのけむりす青い光のぼうもみんな二人のものだった。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
この日、ガンのむれの姿をさいしょに見た者は、ターベルイの鉱山こうざんで、鉱石こうせきっている鉱夫こうふたちでした。鉱夫たちは、ガンの鳴く声を耳にしますと、仕事をやめました。そして
わたしはかの女にアルキシーのはたらいている鉱山こうざんあぶなく死にかけたこと、わたしのうちの者がわたしをさがしていることを話した。
青金あおがね鉱山こうざんできいて来たのですが、何でも鉱山の人たちなどもめるそうで。)
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
道の左には地図にある通りの細い沖積地ちゅうせきち青金あおがね鉱山こうざんを通って来る川に沿って青くけむったいねせて北へつづいていた。山の上では薄明穹はくめいきゅういただきが水色に光った。にわかに斉田が立ちどまった。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)