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造化
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ざうくわ
ふりがな文庫
“
造化
(
ざうくわ
)” の例文
寶鼎
(
はうてい
)
金虎
(
きんこ
)
を
存
(
そん
)
し、
芝田
(
しでん
)
白鴉
(
はくあ
)
を
養
(
やしな
)
ふ。
一瓢
(
いつぺう
)
に
造化
(
ざうくわ
)
を
藏
(
ざう
)
し、
三尺
(
さんじやく
)
妖邪
(
えうじや
)
を
斬
(
き
)
り、
逡巡
(
しゆんじゆん
)
の
酒
(
さけ
)
を
造
(
つく
)
ることを
解
(
かい
)
し、また
能
(
よ
)
く
頃刻
(
けいこく
)
の
花
(
はな
)
を
開
(
ひら
)
かしむ。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
寄
(
よ
)
れば
触
(
さは
)
れば
高慢
(
かうまん
)
の
舌
(
した
)
爛
(
たゞら
)
してヤレ
沙翁
(
シヱークスピーヤ
)
は
造化
(
ざうくわ
)
の
一人子
(
ひとりご
)
であると
胴羅魔声
(
どらまごゑ
)
を
振染
(
ふりしぼ
)
り
西鶴
(
さいくわく
)
は
九皐
(
きうかう
)
に
鳶
(
とんび
)
トロヽを
舞
(
ま
)
ふと
飛
(
と
)
ンだ
通
(
つう
)
を
抜
(
ぬ
)
かし
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
造化
(
ざうくわ
)
の
主
(
しゆ
)
に對するこの大歡喜、千萬の天軍が
嚴守
(
げんしゆ
)
するこの祕密は
空
(
くう
)
にあらず。
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
私も十八の頃にはあなたと同じやうでした——まつたくあなたと同じだつたのです。全體から云へば、
造化
(
ざうくわ
)
(自然)は私を善良な人間にしようと思つたのでした、エアさん——よりよい類の者にです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
また
人工
(
じんこう
)
の
巧
(
たくみ
)
なるも、
造化
(
ざうくわ
)
の
美
(
び
)
には
如
(
し
)
くべからず、
自然
(
しぜん
)
の
佳味
(
かみ
)
は
人
(
ひと
)
造
(
つく
)
らじ、されば、
鳥籠
(
とりかご
)
に
美
(
び
)
を
盡
(
つく
)
し、
心
(
こゝろ
)
を
盡
(
つく
)
して
餌
(
ゑ
)
を
飼
(
か
)
ふとも、いかで
鳥類
(
てうるゐ
)
の
心
(
こゝろ
)
に
叶
(
かな
)
ふべき。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“造化”の意味
《名詞》
天地や万物を創造すること。
天地や万物を創造した神。造物主。
天地。自然。森羅万象。
万物が生滅変転し無窮に存在していくこと。自然の運行。
幸運。運命。
造作。ものをつくること。
(出典:Wiktionary)
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
化
常用漢字
小3
部首:⼔
4画
“造化”で始まる語句
造化主
造化児
造化機論
造化至造妙