“ざうくわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
造化71.4%
造花28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
造化ざうくわしゆに對するこの大歡喜、千萬の天軍が嚴守げんしゆするこの祕密はくうにあらず。
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
私も十八の頃にはあなたと同じやうでした——まつたくあなたと同じだつたのです。全體から云へば、造化ざうくわ(自然)は私を善良な人間にしようと思つたのでした、エアさん——よりよい類の者にです。
神樂囃子かぐらばやし踊屋臺をどりやたい町々まち/\山車だしかざり、つくりもの、人形にんぎやう、いけばな造花ざうくわは、さくら牡丹ぼたんふぢ、つゝじ。いけばなは、あやめ、姫百合ひめゆり青楓あをかへで
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
高い腰掛こしかけに坐つて、ヂョウジアァナは鏡に向つて、髮をつてゐた。屋根裏の抽斗の中で彼女が前にさがしておいた造花ざうくわと色のせた羽根はねを捲き毛に編み込まうといふのだ。