“つくりばな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
造花81.3%
作花12.5%
剪綵花6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひと生血いきちをしぼりたるむくひか、五十にもらで急病きうびやう腦充血のうじうけつ、一あさ此世このよぜいをさめて、よしや葬儀さうぎ造花つくりばな派手はで美事みごとおくりはするとも
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
軒並に懸る赤十字の提灯ちょうちん、金銀の短冊、紅白の作花つくりばなには時ならぬ春が参りましたよう。北佐久総会とやらの式場は、つい東隣の小学校の広い運動場で、その日は小諸開闢かいびゃく以来のにぎわいと申しました位。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
熱田神宮四月八日の花のとう剪綵花つくりばなを飾ったらしく、張州府志など迄が、これを灌仏会かんぶつえの一種の式と断定しているが、それらしい証拠もないのみならず
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)