“作花”の読み方と例文
読み方割合
つくりばな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故意わざとならぬながめはまた格別なもので、火をくれて枝をわめた作花つくりばな厭味いやみのある色の及ぶところでない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
軒並に懸る赤十字の提灯ちょうちん、金銀の短冊、紅白の作花つくりばなには時ならぬ春が参りましたよう。北佐久総会とやらの式場は、つい東隣の小学校の広い運動場で、その日は小諸開闢かいびゃく以来のにぎわいと申しました位。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)