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赤々
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あか/\
こゝに、おみき
所と
言ふのに、
三寶を
供へ、
樽を
据ゑ、
緋の
毛氈に
青竹の
埒、
高張提灯、
弓張をおし
重ねて、
積上げたほど
赤々と、
暑くたつて
構はない。
爺やは
山から
伐つて
來た
木を
木小屋にしまつて
置いて、
焚つけにする
松葉もしまつて
置いて、
要るだけづゝお
家の
爐邊へ
運びました。
赤々とした
火が
毎日爐邊で
燃えました。
赤々として暮れかゝる入日の影は
牡丹花の
赤々と毒のほめきの
恐怖して、
顫ひ
戦く
この
夕、都會に打ちぬ。炎上の焔、
赤々