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詢
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と
ふりがな文庫
“
詢
(
と
)” の例文
行クニノゾンデ、継イデ見ンコトヲ約シ、ソノ館舎ヲ
詢
(
と
)
ヘバ、豊陽館ナリトイフ。翌日往イテ之ヲ訪ヘバ、則チ
已
(
すで
)
ニ行ケリ矣。…………
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
もししからばすなわち張公が言非なるか、因って挙似して以てその
所以
(
ゆえん
)
を
詢
(
と
)
う、僧いう晨を司る鶏は必ず童を以てす。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
而
(
しこう
)
して又鄭は実に威を海外に示さんとし、
胡
(
こ
)
は実に異を幽境に
詢
(
と
)
えるや論無し。
善
(
よ
)
く射る者は
雁影
(
がんえい
)
を重ならしめて而して射、
善
(
よ
)
く
謀
(
はか
)
る者は機会を復ならしめて而して謀る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
この年十二月二十一日の
夜
(
よ
)
、
塙次郎
(
はなわじろう
)
が
三番町
(
さんばんちょう
)
で
刺客
(
せきかく
)
の
刃
(
やいば
)
に命を
隕
(
おと
)
した。抽斎は常にこの人と岡本
况斎
(
きょうさい
)
とに、国典の事を
詢
(
と
)
うことにしていたそうである。次郎は
温古堂
(
おんこどう
)
と号した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
昌黎
(
しやうれい
)
、
言
(
ものい
)
ふこと
能
(
あた
)
はず、
涙
(
なんだ
)
先
(
ま
)
づ
下
(
くだ
)
る。
韓湘
(
かんしやう
)
曰
(
いは
)
く、
今
(
いま
)
、
公
(
きみ
)
、
花間
(
くわかん
)
の
文字
(
もんじ
)
を
知
(
し
)
れりや。
昌黎
(
しやうれい
)
默然
(
もくねん
)
たり。
時
(
とき
)
に
後
(
おく
)
れたる
從者
(
じゆうしや
)
辛
(
から
)
うじて
到
(
いた
)
る。
昌黎
(
しやうれい
)
顧
(
かへり
)
みて、
詢
(
と
)
うて
曰
(
いは
)
く、
此
(
こ
)
の
地
(
ち
)
何處
(
いづこ
)
ぞ。
藍關
(
らんくわん
)
にて
候
(
さふらふ
)
。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
即
麟経
(
りんけい
)
ニ載スル所ノ雨木氷ナル者ナリ。アマネク
耆旧
(
ききゅう
)
ニ
詢
(
と
)
フニ皆曰クイマダ経テ見ザル所ナリト。実ニ奇観ナリ。詩仏ノ詩アリ。極メテソノ状ヲ
殫
(
つく
)
ス。凝不成花異霿淞。著来物物各異容。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
詢
漢検1級
部首:⾔
13画
“詢”を含む語句
諮詢
欧陽詢
交詢社
交詢
咨詢
歐陽詢
沈詢
詢言
詢言々々