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見聞
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みき
ふりがな文庫
“
見聞
(
みき
)” の例文
いや、
当時
(
とうじ
)
、海外から日本にきていて、この
工事
(
こうじ
)
を
見聞
(
みき
)
きしたクラセとか、フェローのような、
宣教師
(
せんきょうし
)
でも、みな
舌
(
した
)
を
巻
(
ま
)
いて、その
高大
(
こうだい
)
をつぶさに
本国
(
ほんごく
)
へ通信していた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そんなに
念
(
ねん
)
いりにいはないでも、
凡
(
およそ
)
烏
(
からす
)
の
勘左衞門
(
かんざゑもん
)
、
雀
(
すゞめ
)
の
忠三郎
(
ちうざぶらう
)
などより、
鳥
(
とり
)
でこのくらゐ、
名
(
な
)
と
聲
(
こゑ
)
の
合致
(
がつち
)
したものは
少
(
すくな
)
からう、
一度
(
いちど
)
もまだ
見聞
(
みき
)
きした
覺
(
おぼ
)
えのないものも、
聲
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
けば、すぐ
分
(
わか
)
る……
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
目
(
め
)
に
懸
(
かゝ
)
らでは
戻
(
もど
)
らるゝことかはさるにても
此病人
(
このびやうにん
)
のうへに
此
(
この
)
お
生計
(
くらし
)
右
(
みぎ
)
も
左
(
ひだり
)
もお
身
(
み
)
一
(
ひと
)
つに
降
(
ふ
)
りかゝる
芳
(
よし
)
さまが
御心配
(
ごしんぱい
)
は
嘸
(
さぞ
)
なるべし
尋常
(
つねなみ
)
ならば
御兩親
(
ごりやうしん
)
の
見取
(
みと
)
り
看護
(
かんご
)
もすべき
身
(
み
)
が
餘所
(
よそ
)
に
見聞
(
みき
)
く
苦
(
くる
)
しさよと
沸
(
わ
)
き
返
(
かへ
)
る
涙
(
なみだ
)
胸
(
むね
)
に
呑
(
の
)
みて
差
(
さし
)
のぞかんとする
二枚戸
(
にまいど
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
好事
(
ものずき
)
さ、
好事
(
ものずき
)
で、変つた話でもあつたら聞かう、不思議なことでもあるなら見ようと思ふばかり、しかしね、其を
見聞
(
みき
)
くにつけては、どんな又
対手
(
あいて
)
に不心得があつて、
危険
(
けんのん
)
でないとも限らぬから
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
と、いぶかられることばかり
見聞
(
みき
)
きされていた。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
“見聞”で始まる語句
見聞記
見聞覚知