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要領
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ようりょう
ふりがな文庫
“
要領
(
ようりょう
)” の例文
しかも博士は、高い
天井
(
てんじょう
)
から
吊
(
つる
)
したロープの端の輪に両足をかけ、機械体操の
要領
(
ようりょう
)
で、さかさにぶらさがっているのである。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「年寄のようなところがあると思うと、子供のようなところもあります。男のような女のような、全く
要領
(
ようりょう
)
を得ない顔です」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
女の言葉が前後
顛倒
(
てんとう
)
していて、ただ何か訴うるがごとく、ぶつぶつと恨みを述べているらしいほか、果して何を口説いているのか少しも
要領
(
ようりょう
)
を得ないのである。
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
天地
(
てんち
)
の二
神
(
しん
)
誓約
(
うけい
)
の
段
(
くだり
)
に
示
(
しめ
)
された、
古典
(
こてん
)
の
記録
(
きろく
)
を
御覧
(
ごらん
)
になれば
大体
(
だいたい
)
の
要領
(
ようりょう
)
はつかめるとのことでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
さっきまでは、とにかくにげられそうな
希望
(
きぼう
)
があった。まどへ
両手
(
りょうて
)
をかけてさえしまえば、
飛越台
(
とびこしだい
)
の
要領
(
ようりょう
)
ででも、どうにか制動室へからだを
運
(
はこ
)
ぶことができると思っていた。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
▼ もっと見る
それは、下駄を
穿
(
は
)
く時の
要領
(
ようりょう
)
で、うまく足指を使うことが出来たからである。
次郎物語:01 第一部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
話が
謎
(
なぞ
)
のようでいっさい
要領
(
ようりょう
)
を得なかった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
いや、三度目には打ち合せて置こうと思って電話をかけたが、御主人は一切電話口へお出になりませんという
口上
(
こうじょう
)
で
要領
(
ようりょう
)
を得ない。威張っていやがる。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
ダビットは、こういうことにはなれていると見え、
要領
(
ようりょう
)
よく身軽に、しずかにするすると下りていった。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
指導役
(
しどうやく
)
のお
爺
(
じい
)
さんに
伺
(
うかが
)
って
見
(
み
)
ましても、あまり
要領
(
ようりょう
)
は
獲
(
え
)
られませぬ……。つまり
無
(
な
)
い
訳
(
わけ
)
ではないが、
限
(
かぎ
)
りある
器量
(
ちから
)
ではどうにもしょうがないのでございましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「警官も鉄道の連中も、
要領
(
ようりょう
)
がいいぞオ」
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかし
要領
(
ようりょう
)
は同じことであった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
領
常用漢字
小5
部首:⾴
14画
“要”で始まる語句
要
要塞
要求
要慎
要諦
要用
要心
要人
要訣
要之