トップ
>
菊屋
>
きくや
ふりがな文庫
“
菊屋
(
きくや
)” の例文
温泉
(
をんせん
)
に
行
(
ゆ
)
かうとして、
菊屋
(
きくや
)
の
廣袖
(
どてら
)
に
着換
(
きか
)
へるに
附
(
つ
)
けても、
途中
(
とちう
)
の
胴震
(
どうぶる
)
ひの
留
(
と
)
まらなかつたまで、
彼
(
かれ
)
は
少
(
すく
)
なからず
怯
(
おびや
)
かされたのである。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
山下
(
やました
)
の
菊屋
(
きくや
)
で夕食をした後友は
神田
(
かんだ
)
に行こうと云い出した。私は云うがままに彼について行った。
真珠塔の秘密
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
其の北に入るものは
所謂
(
いわゆる
)
、新堀にして、
栄久
(
えいきゅう
)
町
三筋
(
みすじ
)
町等に沿ひ、
菊屋
(
きくや
)
橋・
合羽
(
かっぱ
)
橋等の下に至る。
三筋町界隈
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
菊屋
(
きくや
)
に
着
(
つ
)
いて、
一室
(
ひとま
)
に
通
(
とほ
)
されると、まだ
坐
(
すわ
)
りもしない
前
(
さき
)
、
外套
(
ぐわいたう
)
を
脱
(
ぬ
)
ぎながら、
案内
(
あんない
)
の
女中
(
ぢよちう
)
に
註文
(
ちうもん
)
したのは、
此
(
こ
)
の
男
(
をとこ
)
が、
素人了簡
(
しろうとれうけん
)
の
囘生劑
(
きつけ
)
であつた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
見
(
み
)
る、
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
へ、
黄色
(
きいろ
)
い
提灯
(
ちやうちん
)
の
灯
(
ひ
)
が
流
(
なが
)
れて、がたりと
青
(
あを
)
く
塗
(
ぬ
)
つた
函車
(
はこぐるま
)
を
曳出
(
ひきだ
)
すものあり。
提灯
(
ちやうちん
)
には
赤
(
あか
)
い
蕋
(
しべ
)
で、
車
(
くるま
)
には
白
(
しろ
)
い
紋
(
もん
)
で、
菊屋
(
きくや
)
の
店
(
みせ
)
に
相違
(
さうゐ
)
ない。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
菊
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“菊屋”で始まる語句
菊屋橋