“函車”の読み方と例文
読み方割合
はこぐるま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
る、まへへ、黄色きいろ提灯ちやうちんながれて、がたりとあをつた函車はこぐるま曳出ひきだすものあり。提灯ちやうちんにはあかしべで、くるまにはしろもんで、菊屋きくやみせ相違さうゐない。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
駈けつけてゆくうちに、牛乳車の函車はこぐるまが内からパクリと開いて牛乳缶の代りに、四五人の怪漢が、ドッと飛び出して来た。言わずと知れた「ウルフ」の配下の者だった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)