“函数”の読み方と例文
旧字:函數
読み方割合
かんすう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七月下旬に沓掛へ行ったときは時鳥ほととぎすが盛んに啼いたが、八月中旬に再び行ったときはもう時鳥を聴くことが出来なかった。すべては時の函数かんすうである。
KからQまで (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
即ち言語を機械学的に配列したり、韻律を力学によって法則したり、あるいはピラミッド形の象形詩形を造ったりして、一種の新様式に於ける函数かんすう的クラシズムを創造した。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
それをやるには、積雪が高度と森林密度との二つの要素の函数かんすうである場合の取扱い方をきめる必要がある。その点はまだどこでもやっていないので、その話をして御免ごめんこうむった。
ネバダ通信 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)