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紺色
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こんいろ
ふりがな文庫
“
紺色
(
こんいろ
)” の例文
早
(
はや
)
く
見
(
み
)
つけたつばめは、それをまだ
知
(
し
)
らない
友
(
とも
)
だちに
告
(
つ
)
げるために、
空高
(
そらたか
)
く
舞
(
ま
)
い
上
(
あ
)
がって、
紺色
(
こんいろ
)
の
美
(
うつく
)
しい
翼
(
つばさ
)
をひるがえしながら
赤い船とつばめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
黄色にすれば
坊主
(
ぼうず
)
に似たりとか、
紺色
(
こんいろ
)
にすれば職工みたいだと言い、何を着ても批評する人の心が
矯
(
た
)
められぬ間は非難が尽きないものである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
西は明るいが、東京の空は
紺色
(
こんいろ
)
に曇って、まだごろ/\
遠雷
(
えんらい
)
が鳴って居る。
武太
(
ぶた
)
さんと
伊太
(
いた
)
さんが、
胡瓜
(
きゅうり
)
の苗を入れた大きな
塵取
(
ごみとり
)
をかゝえて、
跣足
(
はだし
)
でやって来る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
水車
(
すいしゃ
)
は、
夜
(
よ
)
もすがらふだんの
諧音
(
かいおん
)
をたてて、いつか、
孟宗藪
(
もうそうやぶ
)
の葉もれに、さえた
紺色
(
こんいろ
)
の
夜
(
よ
)
があけていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まあひとまず総裁の
家
(
うち
)
へでも行って見ましょうと答えていると、そこへ背の高い、
紺色
(
こんいろ
)
の夏服を着た立派な紳士が出て来て、懐中から名刺を出して
叮嚀
(
ていねい
)
に挨拶をされた。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
その
他
(
ほか
)
の
玉類
(
たまるい
)
には
棗玉
(
なつめだま
)
、
丸玉
(
まるだま
)
、
平玉
(
ひらだま
)
、
小玉
(
こだま
)
など、いろ/\の
種類
(
しゆるい
)
がありますが、これらの
小
(
ちひ
)
さい
玉
(
たま
)
は
多
(
おほ
)
く
紺色
(
こんいろ
)
、あるひは
緑色
(
みどりいろ
)
のがらすで
造
(
つく
)
つてあるのが
普通
(
ふつう
)
であります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
正面に窓口みたいなところがあって、それに
紺色
(
こんいろ
)
の小さい幕がたれている。
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そのとき、
紺色
(
こんいろ
)
の幕の奥で
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“紺色”の解説
紺色(こんいろ)とは、紫がかっている暗い青を指し、藍色系統では最も深いとされている色。
古くは深縹(こきはなだ/ふかきはなだ)などとも呼ばれていたが、平安時代中期頃より「紺」という呼称が用いられるようになる。平安末期から鎌倉時代にかけて男性の衣装の色として愛され、藍の栽培・染色が盛んになるきっかけとなった。
一般的に「ネイビーブルー」「濃紺」と共に、黒に近い暗めの青紫を表すことが多い。
(出典:Wikipedia)
紺
常用漢字
中学
部首:⽷
11画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“紺”で始まる語句
紺
紺青
紺碧
紺屋
紺絣
紺飛白
紺暖簾
紺足袋
紺羅紗
紺青色