トップ
>
紙
>
し
ふりがな文庫
“
紙
(
し
)” の例文
私は
悦
(
よろこ
)
びに
飴
(
あめ
)
のように
崩
(
くず
)
れてくる顔の形を、どうすることも出来なかった。小僧さんは、大きいハトロン
紙
(
し
)
の包みをベリベリと
剥
(
む
)
いた。
柿色の紙風船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ところが、そのとき、
兄
(
にい
)
さんの
三之助
(
さんのすけ
)
が、ほご
紙
(
し
)
(ものをかきそこなって、
不用
(
ふよう
)
になった
紙
(
かみ
)
)を
部屋
(
へや
)
いっぱいにひろげて、
整理
(
せいり
)
をしていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
私達は
長田
(
ながた
)
秀雄氏と三人小さな
卓
(
テーブル
)
を
囲
(
かこ
)
つて色々の話をした。氏はその折吾が
紙
(
し
)
のために
近々
(
きん/\
)
演劇と当局の取締とについて長い論文を書かうと約束をした。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
されど、
嗚呼
(
ああ
)
されど、予は
硯
(
けん
)
に
呵
(
か
)
し
紙
(
し
)
に臨んで、
猶
(
なほ
)
惶々
(
くわうくわう
)
として自ら安からざるものあるを覚ゆ。
惟
(
おも
)
ふに予が過去を点検し記載するは、予にとりて
再
(
ふたたび
)
過去の生活を営むと、
畢竟
(
ひつきやう
)
何の差違かあらん。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「あなたのお留守に來た手紙はそのたんびに
附
(
つ
)
け
紙
(
し
)
をして送つた筈ですが、きのふけふに來たのはそれだけです。それから、その名刺の西洋人が尋ねて來て、いつ頃になつたら歸ると聽いてました。」
泡鳴五部作:01 発展
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
▼ もっと見る
つくねんと原稿
紙
(
し
)
を見詰めてゐる。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
「わたしは、とのさまを
足
(
あし
)
でふんだわけではありません。たまたま、わたしのふんだほご
紙
(
し
)
に、とのさまのお
名
(
な
)
まえがかいてあっただけのことです。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
兄
(
にい
)
さんがいうように、とのさまの
名
(
な
)
のかいてあるほご
紙
(
し
)
をふみつけてわるいのなら、
神
(
かみ
)
さまの
名
(
な
)
まえのかいてあるおふだをふんだら、どうなるだろうか。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
“紙”の意味
《名詞》
(かみ)植物などの繊維をくっつけ合わせ、薄く平(たいら)にしたもの。
(出典:Wiktionary)
“紙”の解説
紙(かみ)またはペーパーとは、植物などの繊維を絡ませながら薄く平(たいら)に成形したもの。日本産業規格 (JIS) では、「植物繊維その他の繊維を膠着させて製造したもの」と定義されている。
2
(出典:Wikipedia)
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
“紙”を含む語句
紙片
白紙
紙包
畳紙
表紙
懐紙
手紙
紙縒
油紙
紙巻煙草
象牙紙
紙幣
紙燭
貼紙
紙捻
紙撚
折紙
紙雛
疊紙
紙幣入
...