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納得
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なつとく
ふりがな文庫
“
納得
(
なつとく
)” の例文
かう云はれて「彼女は無理もない涙を流した。」けれど、私がひどく嚴格な顏をしはじめたので、とう/\
納得
(
なつとく
)
して涙をぬぐつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「
矢
(
や
)
つ
張
(
ぱ
)
り
運命
(
うんめい
)
だなあ」と
云
(
い
)
つて、
茶碗
(
ちやわん
)
の
茶
(
ちや
)
を
旨
(
うま
)
さうに
飮
(
の
)
んだ。
御米
(
およね
)
はこれでも
納得
(
なつとく
)
が
出來
(
でき
)
なかつたと
見
(
み
)
えて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それを
漸々
(
やう/\
)
納得
(
なつとく
)
させて、二人の歸りの汽車賃と、自分のは片道だけで可いといふので、兼から七圓に定次郎から五圓、先づ體の可い官費旅行の東京見物を企てたのであつた。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
無理にも
納得
(
なつとく
)
させねばならぬと、
彼
(
あ
)
の通りの御意気込み、其れに
旦那様
(
だんなさま
)
も、梅も余り
撰
(
え
)
り
嫌
(
ぎ
)
らひして居る中に、年を取り過ぎる様なことがあつてはと云ふ御心配で御座いましてネ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
帝
(
みかど
)
は
更
(
さら
)
に
翁
(
おきな
)
に
御命令
(
ごめいれい
)
を
下
(
くだ
)
して、もし
姫
(
ひめ
)
を
宮仕
(
みやづか
)
へにさし
出
(
だ
)
すならば、
翁
(
おきな
)
に
位
(
くらい
)
をやらう。どうにかして
姫
(
ひめ
)
を
説
(
と
)
いて
納得
(
なつとく
)
させてくれ。
親
(
おや
)
の
身
(
み
)
で、そのくらゐのことの
出來
(
でき
)
ぬはずはなからうと
仰
(
おほ
)
せられました。
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
▼ もっと見る
斯う云ふと、長女は初めて
納得
(
なつとく
)
したやうにうなづいた。
子をつれて
(旧字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
致されよと言ければ三吉
納得
(
なつとく
)
なし先以
御教
(
おんをしへ
)
忝けなし
併
(
しか
)
し如何いたして
誣頼
(
ねだり
)
申べきやと聞に小猿夫は
豫々
(
かね/″\
)
出入は申すまじと堅く申合せし事なれ共斯樣々々の
譯
(
わけ
)
にて
詮方
(
せんかた
)
なく參りたりと申されよと
言含
(
いひふく
)
めしかば三吉は
委細
(
ゐさい
)
承知
(
しようち
)
して立歸り翌日本郷六丁目へ尋ね行て表より甲州屋仁左衞門殿とは此方にて候やと申入ければ番頭は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼女等も默つて私が何も云はずに行ふ計畫を
納得
(
なつとく
)
してくれたのであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
また、さうであるやうにと望んだ人間であることを
納得
(
なつとく
)
させた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
納
常用漢字
小6
部首:⽷
10画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
“納”で始まる語句
納
納戸
納屋
納所
納豆
納涼
納戸色
納経
納受
納涼台