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節制
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たしなみ
ふりがな文庫
“
節制
(
たしなみ
)” の例文
婆
(
ばあ
)
さん
等
(
ら
)
はそは/\としつゝ
狹
(
せま
)
いので
互
(
たがひ
)
に
衝突
(
つきあた
)
つては
騷
(
さわ
)
ぎながら、
自分
(
じぶん
)
の
家
(
いへ
)
に
居
(
ゐ
)
る
時
(
とき
)
のやうな
節制
(
たしなみ
)
が
少
(
すこ
)
しも
保
(
たも
)
たれて
居
(
ゐ
)
なかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
櫟
(
くぬぎ
)
や
楢
(
なら
)
や
雜木
(
ざふき
)
や
凡
(
すべ
)
てが
節制
(
たしなみ
)
を
失
(
うしな
)
つて
悉
(
ことごと
)
く
裏葉
(
うらは
)
も
肌膚
(
はだ
)
も
隱
(
かく
)
す
隙
(
すき
)
がなくざあつと
吹
(
ふ
)
かれて
只
(
たゞ
)
騷
(
さわ
)
いだ。
夜
(
よる
)
は
寂
(
さび
)
しさに
凡
(
すべ
)
ての
梢
(
こずゑ
)
が
相
(
あひ
)
耳語
(
さゝや
)
きつゝ
餘計
(
よけい
)
に
騷
(
さわ
)
いだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「よう、おとつゝあ」おつぎの
節制
(
たしなみ
)
を
失
(
うしな
)
つた
慌
(
あわたゞ
)
しさが
勘次
(
かんじ
)
を
庭
(
には
)
に
走
(
はし
)
らせた。
勘次
(
かんじ
)
は
戰慄
(
せんりつ
)
した。
柹
(
かき
)
の
木
(
き
)
の
下
(
した
)
には
冷
(
つめ
)
たい
卯平
(
うへい
)
が
横
(
よこ
)
たはつて
居
(
ゐ
)
たのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“節制”の意味
《名詞》
節制(せっせい)
食事量や飲酒・喫煙の量などについて、度を越えないようにすること。控え目にすること。
(context、dated)規律正しく統制がとれていること。
(出典:Wiktionary)
“節制”の解説
節制(せっせい、el: σωφροσύνη, la: temperantia, en: temperance)とは、古代ギリシア以来の西洋における重要な徳目の1つ。「枢要徳」(四元徳)の1つにも数えられる。
(出典:Wikipedia)
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
制
常用漢字
小5
部首:⼑
8画
“節”で始まる語句
節
節々
節穴
節句
節会
節奏
節季
節廻
節供
節操