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祥
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さが
ふりがな文庫
“
祥
(
さが
)” の例文
さるに
香央
(
かさだ
)
が家の事は、神の
四一
祈
(
う
)
けさせ給はぬにや、只秋の虫の
叢
(
くさむら
)
にすだくばかりの声もなし。ここに
疑
(
うたが
)
ひをおこして、此の
祥
(
さが
)
を妻にかたらふ。妻
四二
更に疑はず。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
一 下女を
使
(
つかう
)
に心を
用
(
もちう
)
べし。
言甲斐
(
いいがい
)
なき
下﨟
(
げろう
)
は
習
(
ならわ
)
し
悪
(
あし
)
くて知恵なく、心
奸敷
(
かしましく
)
、
物
(
もの
)
言
(
いう
)
こと
祥
(
さが
)
なし。夫のこと舅姑
姨
(
こじゅうと
)
のことなど我心に合ぬ事あれば猥に
讒
(
そし
)
り
聞
(
きか
)
せて、
夫
(
それ
)
を却て君の為と思へり。
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
時に取っての
祥
(
さが
)
とも覚えられぬを、あな喜ばしの祥兆といえるは、余りに
強言
(
きょうげん
)
に聞えければ、燕王も
堪
(
こら
)
えかねて、
和尚
(
おしょう
)
何というぞや、いずくにか祥兆たるを得る、と口を突いてそゞろぎ
罵
(
ののし
)
る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
祥
(
さが
)
もなき
預言
(
かねごと
)
のため、折からのけぢめはあれど
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
祥
(
さが
)
なくも
怪鳥
(
けてう
)
叫びぬ
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
此の日や
天
(
そら
)
晴れて、
六四
千里
(
ちさと
)
に雲のたちゐもなく、
六五
草枕旅ゆく人の
群
(
むれ
)
々かたりゆくは、けふは
誰某
(
たれがし
)
がよき
京入
(
みやこいり
)
なる。此の
度
(
たび
)
の
商物
(
あきもの
)
によき
六六
徳とるべき
六七
祥
(
さが
)
になん、とて過ぐ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
祥
(
さが
)
もなき
預言
(
かねごと
)
のため、折からのけぢめはあれど
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
一二二
物のはじめに
辞
(
いな
)
みなんは
一二三
祥
(
さが
)
あしければとて、とりて
納
(
をさ
)
む。
今夜
(
こよひ
)
はここに
明
(
あか
)
させ給へとて、
一二四
あながちにとどむれど、まだ
一二五
赦
(
ゆるし
)
なき旅寝は、親の
一二六
罪
(
つみ
)
し給はん。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
祥
常用漢字
中学
部首:⽰
10画
“祥”を含む語句
不祥
吉祥寺
祥瑞
安祥
不祥事
吉祥
吉祥天
吉祥天女
文天祥
祥雲寺
祥月
駒込吉祥寺
祥子
瑞祥
発祥
祥月命日
発祥地
箕作麟祥
幸祥
吉祥果
...