神戸かうべ)” の例文
神戸かうべまゐつたのも、まつた其方そのはう用向ようむきなので。石油發動機せきゆはつどうきとかなんとかふものを鰹船かつをぶねけるんだとかつてね貴方あなた
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
東枕ひがしまくらも、西枕にしまくらも、まくらしたまゝ何處どこをさしてくのであらう。汽車案内きしやあんない細字さいじを、しかめづらすかすと、わかつた——遙々はる/″\きやう大阪おほさか神戸かうべとほる……越前ゑちぜんではない、備前國びぜんのくに糸崎いとざきである。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其中そのうちやうや神戸かうべゆき新橋しんばしからた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
わたしの神戸かうべのおばさまへ
どんたく:絵入り小唄集 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
汽車きしや血色けつしよく宗助そうすけまへをそろ/\ぎて、たちま神戸かうべはうむかつてけむりいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
すると、叔母をばから安之助やすのすけ神戸かうべつて留守るすだと返事へんじたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)