“神戸信孝”の読み方と例文
読み方割合
かんべのぶたか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
返書を求めて来る神戸信孝かんべのぶたかの態度には、秀吉もこの多事と兵機を寸刻たりと、ゆるがせに出来ない中だけに、やりきれないような鬱陶うっとうしさを覚えていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれの存在は、去年、しずたけの戦につづき、かれが一味した柴田勝家しばたかついえ神戸信孝かんべのぶたかが、相次いで滅亡したときから——忽然こつぜんと時代の中心から抹消まっしょうされていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ながいあいだ、なにかにつけてじぶんの前途ぜんとをさまたげていた勝家かついえ自害じがいし、かれと策応さくおうしていた信長のぶなが遺子いし神戸信孝かんべのぶたか勇猛ゆうもう佐久間盛政さくまもりまさ毛受勝介めんじゅかつすけ、みな討死うちじにしてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)