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盜
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と
ふりがな文庫
“
盜
(
と
)” の例文
新字:
盗
其
(
そ
)
れ
程
(
ほど
)
ならば
何故
(
なぜ
)
彼
(
かれ
)
は
蜀黍
(
もろこし
)
の
穗
(
ほ
)
を
伐
(
き
)
ることを
敢
(
あへ
)
てしたのであつたらうか。
彼
(
かれ
)
は
此
(
こ
)
れまでも
畑
(
はたけ
)
の
物
(
もの
)
を
盜
(
と
)
つたのは一
度
(
ど
)
や二
度
(
ど
)
ではない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
盜
(
と
)
ったんだよ。ヒュルスマイエルは、昔から村に住んでいる、ちゃんとした人だし、ユダヤ人はみんなわるい奴ばかりだからね。
ユダヤ人のブナの木:山深きヴェストファーレンの風俗画
(旧字新仮名)
/
ドロステ=ヒュルスホフアネッテ・フォン
(著)
洗つてゐました、——そして二人が外へ出てゐるうちに、お勝手から
空巣狙
(
あきすねら
)
ひに入られて、隣の六疊に置いた着物を
盜
(
と
)
られたと、ひどく叱られました
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そつと
盜
(
と
)
るなり
前掛
(
まへかけ
)
に。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
盜
(
と
)
らつた
上
(
うへ
)
に
恁
(
か
)
うして
暇
(
ひま
)
潰
(
つぶ
)
して、おまけに
分署
(
ぶんしよ
)
へ
出
(
で
)
て
怒
(
おこ
)
られたり
何
(
なに
)
つかすんぢや、こんな
詰
(
つま
)
んねえこたあ
滅多
(
めつた
)
ありあんせんかんね
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
「あツ、錢形の親分さん、今日は何にも
盜
(
と
)
りやしません。私を捕へて、何うするつもりなんです」
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「でも、おっ母、ブランデスさんは、こうもいったよ、あの人は木や鹿を
盜
(
と
)
るんだって。」
ユダヤ人のブナの木:山深きヴェストファーレンの風俗画
(旧字新仮名)
/
ドロステ=ヒュルスホフアネッテ・フォン
(著)
そんぢやお
内儀
(
かみ
)
さん
他人
(
ひと
)
の
錢
(
ぜに
)
なくしたのなんぞ
發見
(
めつ
)
けても
知
(
し
)
らねえ
容子
(
ふり
)
なんぞして、
後
(
あと
)
で
遣
(
や
)
んな
盜
(
と
)
つた
見
(
み
)
てえで
變
(
をかし
)
な
時
(
とき
)
や
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「おつと、それは逃げ口上だ。廣い江戸の中を、お前の化粧道具の中から
牡丹刷毛
(
ぼたんばけ
)
を
盜
(
と
)
つて、縁もゆかりもない、鈴川家の離屋へ、わざ/\捨てに行くものがあるだらうか」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お前はこれからもおとなしくして、おっ母を喜ばせてくれるだろうね。それとも、お前は、行儀のわるい子になって、嘘をついたり、酒をのんだり、人のものを
盜
(
と
)
ったりするのかい。」
ユダヤ人のブナの木:山深きヴェストファーレンの風俗画
(旧字新仮名)
/
ドロステ=ヒュルスホフアネッテ・フォン
(著)
ゆんべ褞袍
盜
(
と
)
られつちやつたといふんだがな。人のうちへ忍び込んでどうしたのかうしたのつて人聞きもよくねえ噺だからまあ餘り騷がねえ方がえゝんだ。褞袍の一枚位仕方あんめえ。
芋掘り
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「親分に預かつた守袋を、
昨夜
(
ゆうべ
)
家へ歸る途中で、
盜
(
と
)
られてしまひましたよ」
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「成程、
奪
(
と
)
られる方も間拔けだが、
盜
(
と
)
る方も良い手際ぢや無いな」
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「何うしたんだ、誰が
盜
(
と
)
つたんだ」
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
盜
(
と
)
られたものは?」
銭形平次捕物控:217 歎きの幽沢
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
盜
部首:⽫
12画
“盜”を含む語句
盜賊
盜人
強盜
盜跖
盜癖
小盜人
盜食
夜盜
盜取
大盜人
盜人々々
剽盜
窃盜
盜難
盜汗
大盜賊
盜賊方
盜賊呼
盜賊々々
盜人野郎
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