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注
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か
ふりがな文庫
“
注
(
か
)” の例文
ざぶり水を
注
(
か
)
けながら、見るともなしに、小窓の格子から
田圃
(
たんぼ
)
を見ると、月は
屋
(
や
)
の棟に上ったろう、影は見えぬが青田の白さ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その
中
(
うち
)
湯が
沸騰
(
わい
)
て来たから例の通り氷のように
冷
(
ひえ
)
た飯へ
白湯
(
さゆ
)
を
注
(
か
)
けて
沢庵
(
たくあん
)
をバリバリ、待ち兼た風に食い初めた。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
油を
打
(
ぶ
)
ッ
注
(
か
)
け、
駒下駄
(
こまげた
)
を片手に
提
(
さ
)
げ、表の戸を半分明け、身体を
半
(
なか
)
ば表へ出して置いて、手らんぷを死骸の上へ
放
(
ほう
)
り付けますと、見る/\内にぽっ/\と
燃上
(
もえあが
)
る
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
肉色の
薔薇
(
ばら
)
の花、さも丈夫らしい、
間
(
ま
)
の
拔
(
ぬ
)
けた
薔薇
(
ばら
)
の花、肉色の
薔薇
(
ばら
)
の花、おまへは、わたしたちに
紅
(
あか
)
い弱い
葡萄酒
(
ぶだうしゆ
)
を
注
(
か
)
けて誘惑する、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
「ちょ! どうなるものか」と言いさまザブリと盤台へ水を
打
(
ぶ
)
っ
注
(
か
)
けて、「こう三公、掃除が済んだら手前もここへ来や。早く片づけて、明るいうちに湯へ行くべえ」
深川女房
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
▼ もっと見る
肝心の時は逃げ出して今ごろ十兵衛が
周囲
(
まわり
)
に
蟻
(
あり
)
のように
群
(
たか
)
って何の役に立つ、馬鹿ども、こっちには
亡者
(
もうじゃ
)
ができかかって居るのだ、
鈍遅
(
どじ
)
め、水でも汲んで来て打っ
注
(
か
)
けてやれい
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そ、その鉢にゃ水があれば
可
(
い
)
いがね、無くば座敷まで我慢さっせえまし、土瓶の
残
(
のこり
)
を
注
(
か
)
けて進ぜる。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“注”の意味
《名詞》
(チュウ、註の書き換え)注釈の略。
(出典:Wiktionary)
“注(
注釈
)”の解説
注釈(註釈、ちゅうしゃく、en: annotation)または注解(註解、ちゅうかい)とは、文章や専門用語について補足・説明・解説するための文書や語句。
本項では、古典や経典における注釈書(ちゅうしゃくしょ、en: commentary)についても扱う。
(出典:Wikipedia)
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
“注”を含む語句
注意
不注意
水注
注意書
注視
注射
注連縄
注文
集注
御注意
注連
注進
注意深
注連繩
注連飾
問注所
傾注
奔注
御注進
御注
...