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泣々
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なく/\
ふりがな文庫
“
泣々
(
なく/\
)” の例文
と
泣々
(
なく/\
)
ずっと
起
(
た
)
って来ますと、
先刻
(
せんこく
)
から此の様子を聞いていまして、気の毒になったか、娘のおいさが紙へ三円包んで持ってまいり
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
上
(
あげ
)
何卒
(
なにとぞ
)
免
(
ゆる
)
してたべ
妾
(
わたし
)
は源次郎と
言
(
いふ
)
夫
(
をつと
)
のある身金子が入なら夫より必ずお前に
進
(
まゐら
)
せん何卒我家へ回してと
泣々
(
なく/\
)
詫
(
わび
)
るを一向聞ず彼の
雲助
(
くもすけ
)
は眼を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
(略)お
熊
(
くま
)
は
泣々
(
なく/\
)
箕輪
(
みのわ
)
の無縁寺に葬むり、小万はお梅を遣ツては、七日/\の香華を手向けさせた。
里の今昔
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
付て一同に通夜迄もなし
翌朝
(
よくあさ
)
は
泣々
(
なく/\
)
野邊
(
のべ
)
の
送
(
おく
)
りさへ
最
(
いと
)
懇
(
ねんごろ
)
に取行なひ妻の
紀念
(
かたみ
)
と
孤子
(
みなしご
)
を
漸々
(
やう/\
)
男の手一ツに
育
(
そだ
)
てゝ月日を送りけり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
という意見が一々胸に
堪
(
こた
)
えて、孝助は
唯
(
たゞ
)
へい/\有難うございますと
泣々
(
なく/\
)
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
何と申し又
商賣
(
しやうばい
)
は
何渡世
(
なにとせい
)
なるやと尋ねられ寶澤は
泣々
(
なく/\
)
父は源兵衞と申し
餠屋商賣
(
もちやしやうばい
)
なりと口より
出任
(
でまかせ
)
に
答
(
こたへ
)
ければ亭主は是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と云いながら
硯箱
(
すゞりばこ
)
を
引寄
(
ひきよ
)
せますゆえ、おいさは
泣々
(
なく/\
)
蓋
(
ふた
)
を取り、
泪
(
なみだ
)
に墨を
磨
(
す
)
り流せば、
手負
(
ておい
)
なれども
気丈
(
きじょう
)
の丈助、金十万円の借用証書を認めて、
印紙
(
いんし
)
を
貼
(
は
)
って、
実印
(
じついん
)
を
捺
(
お
)
し、ほッ/\/\と息をつき
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と無理に手へ
掴
(
つか
)
ませてくれても、重二郎は貰うまいと思ったが、これを貰わなければ
明日
(
あした
)
からお
母
(
ふくろ
)
に食べさせるのに困るから、
泣々
(
なく/\
)
貰いまして、あゝ
親父
(
おやじ
)
と違って、此の娘は慈悲のある者だと思って
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
泣
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
々
3画
“泣”で始まる語句
泣
泣面
泣出
泣腫
泣声
泣音
泣言
泣聲
泣叫
泣伏