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手当
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てあ
ふりがな文庫
“
手当
(
てあ
)” の例文
旧字:
手當
「わかりません。なにしろ
極度
(
きょくど
)
に
疲
(
つか
)
れていますから。
私
(
わたし
)
は、できるだけの
手当
(
てあ
)
てをいたしますが……。」と、
B医師
(
ビーいし
)
は
答
(
こた
)
えました。
三月の空の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
じゅうぶんな
手当
(
てあ
)
てをしたのであるが、そういう
縁故
(
えんこ
)
をもたぬ貧乏な
旅人
(
たびびと
)
には、旅は誠にういものつらいものであった。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
町
(
まち
)
へどんどん
牛
(
うし
)
が
送
(
おく
)
られるので、
町
(
まち
)
へきている
博労
(
ばくろう
)
が、いい
値
(
ね
)
で
手当
(
てあ
)
たりしだいに
買
(
か
)
っているという
話
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
いたのであります。
百姓の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
幸三
(
こうぞう
)
のもらっている
給金
(
きゅうきん
)
だけでは、
思
(
おも
)
うように
手当
(
てあ
)
てもできなかったのです。
彼
(
かれ
)
は、それを
考
(
かんが
)
えると、
悲
(
かな
)
しくなりました。
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正
(
しょう
)
ちゃんが、
病気
(
びょうき
)
になって、
驚
(
おどろ
)
いたり、
手当
(
てあ
)
てをしたり、
医者
(
いしゃ
)
へつれていったりしたもので、あたりは、ちらかりほうだいになっていたからです。
幼き日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
その
家
(
いえ
)
は
貧
(
まず
)
しくて、かぜから
肺炎
(
はいえん
)
を
併発
(
へいはつ
)
したのに
手当
(
てあ
)
ても十
分
(
ぶん
)
することができなかった。
三月の空の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
岡田上等兵
(
おかだじょうとうへい
)
は、
月光
(
げっこう
)
の
下
(
した
)
に
立
(
た
)
って、
戦死
(
せんし
)
した
友
(
とも
)
に
向
(
む
)
かって、
合掌
(
がっしょう
)
しました。
彼
(
かれ
)
は、
足
(
あし
)
もとに
茂
(
しげ
)
っている
草花
(
くさばな
)
を
手当
(
てあ
)
たりしだいに
手折
(
たお
)
っては、
武装
(
ぶそう
)
した
戦友
(
せんゆう
)
の
体
(
からだ
)
の
上
(
うえ
)
にかけていました。
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
“手当”で始まる語句
手当次第
手当放題