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御足
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みあし
ふりがな文庫
“
御足
(
みあし
)” の例文
されば
女人
(
によにん
)
の御身として、かかる
濁世末代
(
ぢよくせいまつだい
)
に、法華經を供養しましませば、
梵王
(
ぼんわう
)
も
天眼
(
てんがん
)
を以て御覽じ、
帝釋
(
たいしやく
)
は
掌
(
たなそこ
)
を合せてをがませたまひ、
地神
(
ちしん
)
は
御足
(
みあし
)
をいただきて
喜
(
よろこ
)
び
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「そりゃそうでしょう、あのお
御足
(
みあし
)
では……あまり旅にお慣れなさらないお方のようですね」
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
……そこで追っかけて来たのだが……これ兄弟考えたがよいぞ。……やろうと思えば、お主らこそ絶好! ……宮家現在はお主たちの館に、
御足
(
みあし
)
とどめておられるのだからのう
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
丹精こめた
効
(
かひ
)
もなく、
銀
(
しろがね
)
の月を
鏤
(
き
)
つて
御足
(
みあし
)
の台とすることがかなひませぬならば、わたくしの
腸
(
はらわた
)
を噛む
蛇
(
くちなは
)
を
御
(
み
)
かかとの下に置くでござりませう、いとさはに罪を贖ひたまふ、
栄光
(
さかえ
)
ある女王さま
或るまどんなに:西班牙風の奉納物
(新字旧仮名)
/
シャルル・ピエール・ボードレール
(著)
藍草
(
あいくさ
)
の汁をしぼったように、水っぽい夕闇が
四囲
(
あたり
)
をこめてきた。
燭
(
しょく
)
の影が、深殿の奥から揺れてきた。法皇のおすがたらしい影が、側近の人々の黒い影にかこまれて、お
沓
(
くつ
)
へ
御足
(
みあし
)
をかけている。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
なぜといふに、
自分
(
じぶん
)
は
主
(
しゆ
)
の
君
(
きみ
)
を
思
(
おも
)
ひ
奉
(
たてまつ
)
ると、
其聖墓
(
そのおはか
)
が
心
(
こゝろ
)
の
中
(
うち
)
にもう
入
(
はい
)
つてゐるからだ。
亜孟
(
アメン
)
。どれ、
日射
(
ひあたり
)
のいゝ
此処
(
ここ
)
へでも
寝転
(
ねころ
)
ばうか。これこそ
聖地
(
せいち
)
だ。われらが
御主
(
おんおるじ
)
の
御足
(
みあし
)
は
何処
(
どこ
)
をも
聖
(
きよ
)
くなされた。
浮浪学生の話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
神々しく浄められたる
御子
(
みこ
)
の
御足
(
みあし
)
のもとに
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
もしもかの光り
耀
(
かゞよ
)
ふマリアの
御足
(
みあし
)
が
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
そのようにお
御足
(
みあし
)
が不自由になられてからも、毎日のように、野中の道了様へ、お
参詣
(
まいり
)
に行かねばならぬとおっしゃいますので、いっそ道了様を屋敷内に
勧請
(
かんじょう
)
いたしたらと存じ
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
尊き
御手
(
みて
)
御足
(
みあし
)
を柔かに拭ひまつりし
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
「や。あの片方の
御足
(
みあし
)
は?」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「老人、
御足
(
みあし
)
が痛かろう」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“御足”で始まる語句
御足方
御足許
御足労
御足高
御足高被下之