御無事ごぶじ)” の例文
けれど賓人まれびとよ、わたくしはよくぞんじてります、今夜こんや弦月丸げんげつまるとかで御出發ごしゆつぱつになつては、奧樣おくさまも、日出雄樣ひでをさまも、けつして御無事ごぶじではみませんよ。
よくまァ御無事ごぶじで……ッともひいさまは往時むかしとおかわりがございませぬ。おなつかしうぞんじます……。
ヹローナからの音信たよりぢゃ! どうぢゃ、バルターザー! 御坊ごばうからの消息たよりかったか? ひめ如何どうぢゃ、父上ちゝうへ御無事ごぶじか? ヂュリエットはなにとしておゐやる? づ、それをかう
「あなたも御無事ごぶじで。」
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さても御無事ごぶじ
歌時計:童謡集 (旧字旧仮名) / 水谷まさる(著)
『おつ魂消たまぎえた/\、あぶなく生命いのちぼうところだつた。』と流石さすが武村兵曹たけむらへいそうきもをつぶして、くつ片足かたあしでゝたが、あし幸福さひはひにも御無事ごぶじであつた。
「やあ、御無事ごぶじで。」
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『はい、けつして御無事ごぶじにはみません。』と、亞尼アンニー眞面目まじめになつた、わたくしかほ頼母たのも見上みあげて
御無事ごぶじで。」
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)