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年々
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とし/″\
ふりがな文庫
“
年々
(
とし/″\
)” の例文
又かれが
産
(
うみ
)
おきたるはらゝごをとればその家
断絶
(
だんぜつ
)
すといひつたふ。鮏の大なるは三尺四五寸にあまるもあり、
之
(
これ
)
は
年々
(
とし/″\
)
網
(
あみ
)
を
脱
(
のが
)
れて長じたるならん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
いざ
惠林寺
(
ゑりんじ
)
の
櫻見
(
さくらみ
)
にといふ
人
(
ひと
)
はあるまじ、
故郷
(
ふるさと
)
なればこそ
年々
(
とし/″\
)
の
夏休
(
なつやす
)
みにも、
人
(
ひと
)
は
箱根
(
はこね
)
伊香保
(
いかほ
)
ともよふし
立
(
た
)
つる
中
(
なか
)
を
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
過れば一望の原野開墾
年々
(
とし/″\
)
にとゞきて田畑多しこれ古戰塲
桔梗
(
きゝやう
)
ヶ
原
(
はら
)
雨持つ空暗く風
慘
(
いたは
)
し六十三塚など小さき丘に殘れり當年の矢叫び
鬨
(
とき
)
の聲
必竟
(
ひつきやう
)
何の爲ぞ
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
眞田家
(
さなだけ
)
の
領地
(
りやうち
)
信州
(
しんしう
)
川中島
(
かはなかじま
)
は、
列國
(
れつこく
)
に
稀
(
まれ
)
なる
損場
(
そんば
)
にて、
年々
(
とし/″\
)
の
損毛
(
そんまう
)
大方
(
おほかた
)
ならざるに、
歴世
(
れきせい
)
武
(
ぶ
)
を
好
(
この
)
む
家柄
(
いへがら
)
とて、
殖産
(
しよくさん
)
の
道
(
みち
)
發達
(
はつたつ
)
せず、
貯藏
(
ちよざう
)
の
如何
(
いかん
)
を
顧
(
かへり
)
みざりしかば、
當時
(
たうじ
)
の
不如意
(
ふによい
)
謂
(
い
)
はむ
方
(
かた
)
無
(
な
)
かりし。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
壁は粗末な茶色の紙で張つて、
年々
(
とし/″\
)
の暦と錦絵とが唯一つの装飾といふことに成つて居た。定めしお志保も斯の古壁の前に立つて、幼い眼に映る絵の中の
男女
(
をとこをんな
)
を自分の友達のやうに眺めたのであらう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
価
(
あたひ
)
の
高下
(
かうげ
)
およそは
定
(
さだめ
)
あれども、その
年々
(
とし/″\
)
によりてすこしづゝのたがひあり。市の日にその相場年の
気運
(
きうん
)
につれて
自然
(
おのづから
)
さだまる。
相場
(
さうば
)
よければ三ばんのちゞみ二ばんにのぼり、二ばんは一ばんに
位
(
くらゐ
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
々
3画
“年々”で始まる語句
年々歳々
年々栽