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尻押
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しりおし
ふりがな文庫
“
尻押
(
しりおし
)” の例文
それ、
徒労力
(
むだぼね
)
と
言
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
よ!
要
(
えう
)
もない
仕事三昧
(
しごとざんまい
)
打棄
(
うつちや
)
つて、
少
(
わか
)
い
人
(
ひと
)
は
妻
(
つま
)
を
思切
(
おもひき
)
つて
立帰
(
たちかへ
)
れえ。
老爺
(
おやぢ
)
も
要
(
い
)
らぬ
尻押
(
しりおし
)
せず、
柔順
(
すなほ
)
に
妻
(
つま
)
を
捧
(
さゝ
)
げるやうに、
少
(
わか
)
いものを
説得
(
せつとく
)
せい。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
誰
(
たれ
)
か
其奴
(
そいつ
)
には
尻押
(
しりおし
)
が有るのだらう。亭主が有るのか、
或
(
あるひ
)
は
情夫
(
いろ
)
か、何か有るのだらう」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
先方
(
さき
)
は町内の
若衆
(
わかいしゆ
)
どもまで
尻押
(
しりおし
)
をして、ひがみでは無し長吉が負けを取る事罪は田中屋がたに少なからず、見かけて頼まれし義理としても嫌やとは言ひかねて信如、それではお前の組に成るさ
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
サン さ、
拔
(
ぬ
)
いたわ、
鬪爭
(
けんくわ
)
を
買
(
か
)
はっせい、
尻押
(
しりおし
)
をせう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
先方
(
さき
)
は
町内
(
てうない
)
の
若衆
(
わかいしゆ
)
どもまで
尻押
(
しりおし
)
をして、ひがみでは
無
(
な
)
し
長吉
(
ちようきち
)
が
負
(
ま
)
けを
取
(
と
)
る
事
(
こと
)
罪
(
つみ
)
は
田中屋
(
たなかや
)
がたに
少
(
すく
)
なからず、
見
(
み
)
かけて
頼
(
たの
)
まれし
義理
(
ぎり
)
としても
嫌
(
い
)
やとは
言
(
い
)
ひかねて
信如
(
しんによ
)
、
夫
(
そ
)
れではお
前
(
まへ
)
の
組
(
くみ
)
に
成
(
な
)
るさ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
尻
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“尻”で始まる語句
尻
尻尾
尻餅
尻端折
尻目
尻込
尻切
尻馬
尻持
尻眼