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就
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つひ
余は
殘念ながら、
博士の
講演を
拜聽するを
得なかつたので、
博士が
瓢箪山及び
新發見の
横穴に
就て、
如何いふ
説を
發表されたか、
余は
知らぬが
此
探検に
就て得たる利益の大要を
記すれば左の如し。
最後に
此新横穴からの
發見物に
就て、
最も
注意すべき
點を
附記して
置く。それは、
供物らしき
魚骨の
發見と、
俵形土器の
中から、
植物らしき
物の
出た二
事である。
大學側でも、
其翌日、
新發見の
横穴に
就て
調査を
續けられたのみで、それ
限り、
他の
發掘を
中止され、十一
日には
坪井博士の
講演があつたゞけで、
瓢箪山大發掘の一
段落は
著いた。