“就縛”の読み方と例文
読み方割合
しゅうばく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ロンドン中が「斬り裂くジャック」の就縛しゅうばくを熱望して爪立ちしていることは、パッカアはもっとも熟知していたはずの一人である。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
で、ここの方は、彼を遠巻きにする霜の如き十手が、御用御用といたずらにさわぐばかりで、雲霧の就縛しゅうばく、いつとも果てしが見えません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これには痣蟹就縛しゅうばく大悦おおよろこびだった雁金検事や大江山捜査課長をはじめ検察官一行は、網の中の大魚を逃がしたように落胆した。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)