就縛しゅうばく)” の例文
ロンドン中が「斬り裂くジャック」の就縛しゅうばくを熱望して爪立ちしていることは、パッカアはもっとも熟知していたはずの一人である。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
で、ここの方は、彼を遠巻きにする霜の如き十手が、御用御用といたずらにさわぐばかりで、雲霧の就縛しゅうばく、いつとも果てしが見えません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これには痣蟹就縛しゅうばく大悦おおよろこびだった雁金検事や大江山捜査課長をはじめ検察官一行は、網の中の大魚を逃がしたように落胆した。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
従って犯人の就縛しゅうばくも遠きに非ざるべしと信ぜらる。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
○同十月四日、藤森恭助就縛しゅうばく
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
就縛しゅうばく
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)